クレー・カオリン[Clay・Kaolin]
蝋石、陶石、珪石、セリサイト等の微粉
クレーは、製紙、ゴム、塗料等の増量剤として用いられ、粘土とも呼ばれております。また、カオリンは、カオリナイト、加水ハロイサイト、ハロイサイトの結晶構造からなる粘土です。
クレー(clay)
蝋石、陶石、珪石、セリサイト等の微粉をクレーと呼びます。
粘土とも呼ばれており、製紙、ゴム、塗料等の増量剤として用いられます。
農薬用の場合は用途別で分級する事により粉剤、粒剤、水和剤のキャリヤーとして使用されます。
クレー原石を45μmアンダー2%以下に粉砕→一般粉剤、粒剤用として使用
10μmオーバー → DL粉剤用クレーとして使用
10μmアンダー → 水和剤用クレーとして使用
粒径(μm) | ||||
D10 | D50 | D90 | ||
①一般クレー | 2.2 | 8.6 | 30.3 | |
②DL粉剤クレー | 13.3 | 24 | 42.8 | |
③水和剤用クレー | 1.7 | 4.8 | 11.9 |
カオリン(kaolin)
カオリナイト、加水ハロイサイト、ハロイサイトの結晶構造からなる粘土で、名前は中国の有名な陶磁器「景徳鎮」の原料で有る高嶺(カオリン)で産する粘土に由来します。
カオリナイトは10%程度の結晶水を持った微細な粘土で、製紙充填剤、陶磁器、衛生陶器の原料、塗料の増量材等で使用されます。